今回から発声の仕方について何回か書いていきます。一言で発声といっても、歌のジャンル(ポップス、クラシック、演歌・・・)、内容・表現(明るい、暗い、楽しい、悲しい・・・)、その人の個性(声が高い・低い・・・)などによってまったく違ってきます。ここでは主にポップスを歌う場合でなるべく喉に負担をかけない、一般の人が歌うときに役に立つ発声方法につき説明します。

まず最初は”意識を上げる”です。歌うときなんとなくうつむき加減になってしまっていることはないでしょうか?

実際に試してみるとわかりますが、”あー”とある音程で発声した際、目線の方向によって以下の違いが出てきます。

うつむいて発声:なんとなく詰まったようで声が出しにくい、声量が無い、曇った感じの響き
やや上向きで発声:スムースによく通る声が出る、声量がある、明るく響く

特に歌に自信の無い人や、紙に書いた歌詞を見ながら歌う場合など、下の方を見ながら歌うことが多いと思いますが、一度姿勢を正して顔を上げ目線は遠くを見るようにして歌ってみてください。

たったこれだけのことで、声の感じがまったく違ってきます。またこれにより音程も安定してきますので、まず歌う際は”意識を上げる”ことを実践してみてください。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.