広瀬香美のボーカル・レッスン 第7回のテーマは第6回と同じく、”カラオケ王(キング)になろう”です。今回はカラオケの採点に関するレクチャーで、最初にカラオケ機器メーカー第一興商の広報がゲストに呼ばれ、採点の仕組みなどにつき説明していました。

NHKってスポンサー名を決して出さないイメージがあったんですが、最近は変わったのかな・・・など余計なことを考えていると、まずはお手本ということで広瀬先生が持ち歌を熱唱、さすが貫禄の95点で本人も満足気、この喜び様だと演出は無さそうですが。。。すみません、前回の放送以降つい疑り深くなってしまいます。

続いていつもの練習曲を歌うゲストたち、得点は以下の通り。

 荻原次晴 87点
 IKKO 68点
 女子大生 90点

あとはゲスト一人一人の練習風景などで、今回あまり特筆すべきところはありませんでした。そこで前回の内容について、書けなかったところをここでまとめてみます。


--- ♪広瀬チェック ここを直そう!

カラオケでの留意点ということで、ランキング方式で以下の点が挙げられていました。

第4位 ドリンクの選び方
・アルコールは控える
・烏龍茶もNG
 ローズヒップティーなど温かいソフトドリンクを選ぶ

第3位 エコーのかけ過ぎは禁物

第2位 キーを間違えた時の対応
 キーが違った時は、迷わず止めて歌い直す

第1位 マイクに頼らずに歌う
 カラダでしっかり歌ってからマイクを近づける
 マイクは”添えるだけ”という意識で

特に異存はございませんが、1点だけ、第2位の”キーを間違えた時の対応”っていうのにはちょっと笑ってしまいました。

このタイトルを見た時、”えーそんなのあるの?是非知りたい”と期待したのですが、”迷わず止めて歌いなおしてください”って。。。

だいたいキーを間違えたって気づくのはサビの高音に来た時ですよね。そこで”あっ間違えた、ゴメン”ってまた最初から歌われるのって一番迷惑じゃないですか?

ここは声がひっくり返ってしまってもよいのでなんとかそのまま乗り切ってください。そして間奏が来たら素早くキーを下げるようにすれば、あなたの好感度は下げずに済みます(上手い)。


--- 広瀬流 選曲のポイント

続いて選曲のポイントということで2点。

1.勝負曲は3曲目
1,2曲目はウォーミングアップで、3曲めに自分の十八番(おはこ、一番得意なもの)を持ってくる作戦です。これはその通りで、特に高音の曲をいきなり歌うのはNGです。いくら好きでもレミオロメン”粉雪”西野カナなんかを最初に持ってくるのは無謀です。

最初はゆるめの曲で喉を温めて、徐々に難曲、高音曲にチャレンジしていきましょう。ただ1曲目にあまり地味な曲を持ってくると盛り上がらないので、ノリのよい曲を選ぶようにしたい。。。この兼ね合いが難しいですね。

2.サビ頭の曲を選ぼう
サビが最初に来る曲だと皆の注目が集まるのでよい、とのことでした。確かにその通りではありますが、いきなりサビの曲ってなかなか難しいんですね。

曲始まりでいきなり全力疾走が求められるので、ここで失敗する可能性も大きい訳です。まさに諸刃の剣、クリスタルキング”大都会”でどれだけの男達が散っていったことか。。。(例えが古くてすみません)。

ですので上の1.と合わせて、”3曲目に勝負曲で、サビが頭にくる歌”にするとベストではないでしょうか。是非お試しください。

早いものでもう次回は最終回、いよいよ人前でのお披露目となります。まさか例の女子大生がめちゃくちゃ上手くなってる、っていう演出はないと思うのですが。。。

歌屋ボーカルスクール 
♪Singing songs changes your world.