今回から実際の発声方法について何回かに分けて書いていきます。 発声の方法は歌のジャンルや曲調によって異なりますが、今回は”音域”と”距離感”という観点から発声を分類してみます。
まず以下の表をご覧ください。
聞きなれない言葉が並んでいると思われるかもしれませんが、これらは説明の都合上ついているだけと考えていただければ結構で、言葉を覚えていただく必要はありません。
1つ1つの説明に入る前に、この分類に用いた”音域”と”距離感”について説明をします。
”音域”とはそのまま音の高さの範囲のことです。中声を自分が一番無理なく出せる範囲の音域として、これを基準にそれより低い音域を発声するための胸声、高い音域を発声するための頭声と位置づけます。もちろんこれは明確に定まっているものではなく、ある1つの低い音程の音を胸声と中声で出し分ける、同様に高い音程の音を中声と頭声で出し分けることもできます。
次に”距離感”ですが、これは文字通りコミュニケーションをとる相手との距離のことです。
例えばすぐ目の前にいる人と会話する場合、やや低めの声で話しをした方がやたらと大声を出されるよりコミュニケーションがとりやすいでしょう。これが教室くらいの部屋で2~30人を相手に話す場合、目の前の相手に話すような低めの声では後ろの人まで伝わらないので、もう少し張った声を出す必要が出てきます。さらにグラウンドのような広い場所で遠くにいる人を”おーい”と呼ぶ場合は、より張った声を出さないと気づいてもらえません。
このように声を出すときは音程だけでなく距離によっても声を使い分けていて、実は歌を歌う場合にもこの”距離感”というのがとても大事だったりします。それも含め、次回から説明をしていきます。
今回は長文になってしまいました。わかりづらかったらすみません。。。
歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.
まず以下の表をご覧ください。
名称 | 音域 | 距離 |
胸声(きょうせい) | 低 | 近 |
中声(ちゅうせい) | 中 | 中 |
頭声(とうせい) | 高 | 遠 |
聞きなれない言葉が並んでいると思われるかもしれませんが、これらは説明の都合上ついているだけと考えていただければ結構で、言葉を覚えていただく必要はありません。
1つ1つの説明に入る前に、この分類に用いた”音域”と”距離感”について説明をします。
”音域”とはそのまま音の高さの範囲のことです。中声を自分が一番無理なく出せる範囲の音域として、これを基準にそれより低い音域を発声するための胸声、高い音域を発声するための頭声と位置づけます。もちろんこれは明確に定まっているものではなく、ある1つの低い音程の音を胸声と中声で出し分ける、同様に高い音程の音を中声と頭声で出し分けることもできます。
次に”距離感”ですが、これは文字通りコミュニケーションをとる相手との距離のことです。
例えばすぐ目の前にいる人と会話する場合、やや低めの声で話しをした方がやたらと大声を出されるよりコミュニケーションがとりやすいでしょう。これが教室くらいの部屋で2~30人を相手に話す場合、目の前の相手に話すような低めの声では後ろの人まで伝わらないので、もう少し張った声を出す必要が出てきます。さらにグラウンドのような広い場所で遠くにいる人を”おーい”と呼ぶ場合は、より張った声を出さないと気づいてもらえません。
このように声を出すときは音程だけでなく距離によっても声を使い分けていて、実は歌を歌う場合にもこの”距離感”というのがとても大事だったりします。それも含め、次回から説明をしていきます。
今回は長文になってしまいました。わかりづらかったらすみません。。。
歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.
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