”歌うま”の最初で腹式呼吸のやり方について、”息を吐くときお腹が凹んでいき、息を吸うとお腹が膨らむ”と説明をしましたが、今日はもう少しそのメカニズムについて説明してみたいと思います。

皆さん”横隔膜(おうかくまく)”という言葉を聞いたことがありますでしょうか。肺の少し下辺りに位置して胴体を上下に分けているもので、上記の腹式呼吸は実際にはこの横隔膜を上下することで行われているのです。

ですので腹式呼吸をしっかり行うためにはこの横隔膜を力強くスムースにコントロールできるようにするのが重要です。

よく”腹式呼吸のためには腹筋を鍛えるのがよいのでしょうか?”との質問を受けるのですが、いわゆる腹筋運動で鍛えられるのは主に外から見える筋肉で、腹式呼吸に必要なのは主に体の中の筋肉(インナーマッスル)なので直接は関係していません。

次回からこのインナーマッスルを鍛えるための練習方法について説明をしていきます。

歌屋ボーカルスクール
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