今回から何回かに渡り、歌詞に関して歌い手としてどう取り組んでいくかにつき書いていきます。まず第一回目は”歌詞を覚える”です。

”カラオケで画面に表示されるから覚える必要ないんじゃない?”と言う方が殆どかと思います。事実歌は星の数ほどあって新曲も次々とリリースされているので、とても覚え切れるものではないでしょう。それでも敢えて”歌詞を覚える”と書いたのは、自分の十八番でこの1曲だけは譲れない、という曲については是非歌詞を覚えていただきたいからです。

歌詞を目で追っているとそれだけで結構な分のCPU負荷がかかっているはず(=頭使ってるという意)。歌詞を覚えることでその分を歌を歌うことに使えれば、より歌に集中することが可能となります。技術・感情の両面においてその差は大きいです。

で実際に歌詞を覚えるコツについて。好きな歌であれば何度か聴いたり歌ったりしているうちにうろ覚えの状態までにはなると思います。ここから歌詞を見ないで歌う練習をするのですが、オススメは”お風呂で歌う”です。

ここでは歌の練習ではなくあくまでも歌詞を覚えるためですので、歌は口ずさむ程度で結構です。実際に口ずさんでみて歌詞が出てこない箇所は思い出す努力をします。ここで歌詞を思い出せるといわゆるアハ体験で脳の活性化にもなるでしょう。どうしても思い出せなかったところはお風呂を上がってから確認しますが、これで”あーそうか”となるのも結構アハ体験のようです。普通に机上で覚えるより遥かに楽で効率的ですので、どうぞ試してみてください。受験勉強にも使えるかも。

あと”掃除機をかけながら歌う”のもよいでしょう。騒音の中でなら恥ずかしくないですし、部屋も綺麗になって一石二鳥です。

ということで今回は歌詞を覚えることの大切さと歌詞を覚えるコツについてでした。もし皆さんの中で歌詞を覚えるよい方法をご存知の方がいらっしゃったら、是非お教えください。

歌屋ボーカルスクール
♪Singing songs changes your world.